【74日目】「何のためにやるのか」を考える
目的を意識すれば行動は変わる
たとえば、あなたが「コピーを10部取って」と言われたとしましょう。
言われた通り、コピーを10部取って渡す。
これは当たり前の行動なので、相手は何も評価してくれないでしょう。
ところが、これは会議に使うものであり、資料が2部に分かれていることがわかったら、コピーを取るだけでなく、その資料を1部ずつホッチキスで留めて提出することもできますね。
目的がわからなければ「何にお使いですか?」と聞いてみてもいいでしょう。
これが的を射た行動につながります。
作業そのものが目的になってはいけない
学生時代、先生の言うことをよく聞く、優等生だった人に見られがちな現象があります。
それは、作業そのものが目的になることです。
仕事で抜けや漏れが多い人がいて、先輩がそのミスを減らすための対策として「自分の仕事を書き出し、一覧表にしてみては?」と提案したとします。
作業そのものが目的になる人は、この一覧をキレイに作り上げることに力を注ぎ、完成して満足します。
でも、目的は抜けや漏れをなくすこと。
この一覧表が活用されなければ意味はないのです。
まとめ
意識が結果を大きく変える。
「気が利く」と言われる人は、目的をとらえて動ける人。
頼んできた人が求めていることへの想像力が問われます。
「気が利く」は大きな評価ポイントです。
どんなささいな作業でも目的を考え、最適な対処をしよう。